東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」は混雑するのでしょうか?
モネの展示は2023年にもありましたがその際も大盛況でした。
日本でも人気のモネ、さらに代表作である睡蓮にフォーカスした展示です。
ゆっくりと鑑賞したいですよね。
この記事では国立西洋美術館のモネ展の混雑状況の予想、所要時間をまとめました。
国立西洋美術館モネ展2024混雑状況は?

この展覧会では、印象派の巨匠クロード・モネが晩年に至るまで追求した光の表現に焦点を当て、彼の代表作「睡蓮」を中心に、世界中から集められた名作の数々が展示されています。
2023年にもモネを中心にした大規模な展覧会が開かれました。
2023年に上野と大阪の中之島で開かれた「モネ 連作の情景」は日時指定にもかかわらず長蛇の列ができました。
あのときの盛況ぶりが思い出されます。
日本でも人気でのモネ展、今回も同じく混雑するのでしょうか?
モネ 睡蓮のとき展概要
展覧会名 | モネ 睡蓮のとき |
---|---|
会期 | 2024年10月5日[土]-2025年2月11日[火・祝] |
休館日 | 10月15日[火]、11月5日[火]、 12月28日[土]-2025年1月1日[水・祝]、 1月14日[火] 月曜日 10月14日[月・祝]、11月4日[月・休]、2025年1月13日[月・祝]、 2月10日[月]、2月11日[火・祝]は除く |
会場 | 国立西洋美術館 |
開館時間 | 9:30 〜 17:30(金・土曜日は21:00まで) |
チケット(税込) | 当日券 一般 2,300円 大学生 1,400円 高校生 1,000円 |
公式サイト
https://www.ntv.co.jp/monet2024/
アクセス
国立西洋美術館モネ展2024は混雑する?
今回のモネ展はチケットに日時予約がありません。
したがってかなり混むでしょう。
国立西洋美術館はかなり広いですが、
それでもモネ展は注目度が高いので混雑は十分予想されます。
国立西洋美術館では
チケット売り場で並ぶ&展覧会に入る前にも並ぶ
という2重で並ぶこともあります。
特に混雑しているときはチケット売り場で20~30分
展覧会に入るまでに20~30分ほど並んだ経験があります。
あらかじめネットでチケットを購入しておくのがいいですね!
前売り券なら当日券より200円安く購入できます。
どの展覧会もそうですが、
人気で混雑が予想されるものは
土日祝日と会期の終了間際が特に混雑します。
モネ展は日時指定チケットがないので早めに行きたいですね!
混雑回避の時期は?
国立西洋美術館のモネ展の会期は
会期 | 2024年10月5日[土]-2025年2月11日[火・祝] |
---|
です。
会期の始まったばかりの10月、11月が狙い目です!
平日は比較的人が少ないです。
年末年始は休館日が不定期なので注意しましょう。
混雑回避の曜日は?
土日祝はどの時間帯も込み合います。
平日が混雑を避けるには良いです。
ただし休館日は月曜日なので注意してください。
多くの美術館、博物館は月曜休みです。
休館日
月曜日
10月14日[月・祝]
11月4日[月・休]
2025年1月13日[月・祝]
2月10日[月]
2月11日[火・祝]は除く
10月15日[火]
11月5日[火]
12月28日[土]-2025年1月1日[水・祝]、
1月14日[火]
月、火が休みなことが多いです。
しかし月曜でも開館している日もあります。
通常月曜日は美術館博物館は休みだと思っているので
特別に開館している月曜日はねらい目でしょう。
事前にチェックしてから向かいましょう!
混雑回避の時間帯は?
開館時間
9:30 〜 17:30
金・土曜日は21:00まで
開館時間すぐや閉館時間の少し前は空いています。
また、なんと今回のモネ展では金曜日、土曜日は21時まで開館しています。
すごいですね。
夜の美術館というのもいいですが、
21時まで空いているのは初めて聞きました。
それだけ特別対応するほどモネ展は人気が予想されているのでしょう。
こんな時間まで空いていると思っていない人も多いはずです。
金曜、土曜なら19時以降といった遅い時間帯も空いている可能性があります。
土日は混んでいることが多いので
金曜のお仕事帰りに美術展を訪れるのもいいですね。
まとめると
平日の午前中や15時以降
または
金曜、土曜の19時以降
空いていておすすめです!
東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」所要時間も調査!

東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」を回るにはどれくらい時間がかかるでしょうか?
一般的な展覧会所要時間から予想しました。
東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」の所要時間は?
東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」展は5つのセクションに分かれています。
第1章:セーヌ河から睡蓮の池へ
1890年、50歳のモネはノルマンディー地方のジヴェルニーに永住の地を定める。ここで彼は、光と時間の変化を捉える連作の手法を確立。特にセーヌ河の風景は、のちに彼の代名詞となる「睡蓮」シリーズの走りとなる作品が見られる。
見どころ:
- セーヌ河の風景:水面に映る光と影の美しさを捉えた作品群。
- 初期の睡蓮:モネが庭に作り上げた「水の庭」の最初期の描写。
第2章:水と花々の装飾
19世紀末のフランスでは、装飾芸術が隆盛を極め、多くの画家が装飾画に取り組んだ時代。モネもその一人で、特に1909年以降の睡蓮をテーマにした装飾画が注目されます。
見どころ:
- 装飾画の構想:モネの庭に咲き誇る花々と池の風景を取り入れた未完の装飾画の計画。
- 太鼓橋とアガパンサス:特に注目されるモティーフで、モネの色彩感覚が光ります。
第3章:大装飾画への道
「大装飾画」とは、モネが追い求めた壮大な装飾画の計画で、特にパリのオランジュリー美術館に設置された睡蓮の巨大パネルが有名です。
見どころ:
- 巨大な睡蓮のパネル:2メートルを超える大画面の作品が並ぶ。
- 広大なアトリエ:モネが特別に建設したアトリエでの制作風景。
第4章:交響する色彩
モネの絵画は、その色彩のハーモニーがしばしば音楽にたとえられる。晩年には視覚障害にも悩まされたが、それでも彼の創作意欲は衰えることなく、色彩の実験を続けました。
見どころ:
- 色彩の交響曲:和田英作がモネの「睡蓮」を評した逸話を体験。
- 視覚障害と創作:視力の悪化にも負けず、実験精神を忘れないモネの作品群。
エピローグ:さかさまの世界
モネは第一次世界大戦の最中、悲しみの中でも制作を続けた。彼の大装飾画は、戦後の平和を象徴するものとなり、美しい永遠の世界への想いを表現している。
見どころ:
- 枝垂れ柳の木:悲しみや服喪を象徴するモティーフ。
- 無限の水の広がり:遠近法を超えたモネの挑戦を体験。
東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」
これらのボリュームを見ると
ざっくりみて所要時間は約1時間~1時間半ほど。
音声ガイドを借りたり、解説のパネルをじっくり読みながら進む場合は
2時間ほど見積もるといいでしょう。
人によってはもっと時間がかかるかもしれません。
混んでいるとゆっくり見れずに飛ばしながら進んでしまったり解説を読むのをあきらめるときもありますのでそれより短くなる場合もありますね。
空いている時間に自分のペースで鑑賞したいものですね。
音声ガイド
音声ガイドのレンタル料金:650円(税込)
音声ガイドナレーター:石田ゆり子
音声ガイド所要時間:約30分
音声ガイドを借りると、作品についてより知ることができますし没入感をもって美術鑑賞ができます。
人が多くて解説が見えないときも安心です。
しかしその分所要時間が伸びるであろうことは予想されるので後の予定などを鑑みつつ鑑賞したいですね。
グッズ販売
展覧会限定のグッズなど購入したい場合は、さらに時間がかかることが想定されます。
ミュージアムショップはいつも混んでいるのでグッズを選ぶ時間だけでなくレジに並ぶ時間も考慮したほうがいいですね。
展覧会のオリジナルグッズはどれもかわいらしくてほしくなってしまいますね。
石田ゆり子さんのスカーフなど、特別なグッズも販売されます。
わたしは展覧会に行くたびに、一番気に入った絵画のポストカードを一枚買うことを自分の中の展覧会鑑賞のルールにしています。
いい思い出になるのでお勧めですよ。
国立西洋美術館‐常設展示
もし時間と体力が許すなら国立西洋美術館の常設展にもモネがあります。
常設展というだけあってこれは常に展示してあるので、
無理して見なくてもいいのですが
なかなか普段から国立西洋美術館を訪れないのであれば
この機に一気に見るのもいいと思います。
国立西洋美術館の常設展では、有名どころを一気に見られます。
ヴェロネーゼやルーベンスなどの18世紀以前のオールドマスターの作品から、フランス近代絵画の代表作、さらにはピカソやミロといった20世紀の名作まで、多岐にわたる絵画が揃っています。
また、彫刻もそろっておりロダンやマイヨールの作品も見逃せません。
多彩な作品群は、松方コレクションをはじめとした貴重なコレクションで構成されており、訪れるたびに新たな発見が待っています。
常設展をゆっくり、すべてじっくり見るなら
1時間はかかるでしょう
国立西洋美術館の常設展は
企画展のチケットがあれば
当日であれば無料でそのまま入れます。
でもいつも企画展を見て疲れ切ってしまうので
常設展までたどり着けない…です。
休憩をはさんで再度向かうのもいいですね。
モネ展は京都と愛知でも
ちなみにモネ展は東京展の後京都と愛知に巡回します。
東京よりはどちらも比較的空いて見られるので
そちらで見るという方法も裏技的にあります。
展覧会 | 会期 | 会場 |
---|---|---|
京都展 | 2025年3月7日[金]-6月8日[日] | 京都市京セラ美術館 |
豊田展 | 2025年6月21日[土]-9月15日[月・祝] | 豊田市美術館 |
どの展覧会もそうですが、
東京では人があまりにも多すぎて
別の地域で見るという裏技があります。
昔、鳥獣戯画が東京に来たときは全くもってゆっくり見られませんでしたが、
京都市右京区栂尾の高山寺にあるので
そこを訪れたさいにほぼ独り占めでゆっくり見られたことがあります。
東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」の混雑予想、所要時間まとめ

東京の国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」は人気で混雑が予想されることがわかりました。
趣向を凝らした展示はかなり見ごたえがありそうです。
世界中から集められたモネの世界にどっぷりと浸れますね。
そんな学びにも感性の刺激にもなるモネ展をゆっくり見るには以下の点に注意しましょう。
↓
混雑を避けるためには平日の午前中や平日の15時以降が良い
所要時間は1時間半~2時間程度
混雑具合やガイドを聞く場合やグッズ購入などの影響で時間がかかることもある
常設展も見るならもっと時間がかかる
これらを念頭に計画を立ててくださいね。
余裕を持ったスケジュールにしましょう!
お読みいただきありがとうございました。
美術館や展覧会はお好きですか?
府中市美術館ではミュシャ展が開かれています。
2024年9月21日~12月1日まで開かれているので芸術の秋にこちらも訪れてみてはどうでしょうか?