三菱一号館美術館の「ルノワール×セザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠展」が2025年5月末から9月まで開かれます。この展覧会ではオランジュリー美術館とオルセー美術館から貸し出された印象派を代表とするルノワールとセザンヌの数々の作品を見ることができます。
三菱一号館美術館はしばし改装のための閉館をしていましたので久々の大型展示となります。印象派は日本でとても人気なので、注目度は高いでしょう。
日本で人気の印象派展、三菱一号館美術館のルノワール×セザンヌ展は混雑するのでしょうか?
三菱一号館美術館のルノワール展は混雑する?

まずは概要をご紹介します。
ルノワール×セザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠 | |
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会期 | 2025年5月29日(木)~9月7日(日) |
休館日 | 月曜日 ※例外アリ |
会場 | 三菱一号館美術館 |
開館時間 | 10:00-18:00 以下は20時まで開館 祝日を除く金曜日と第2水曜日 9月1日~9月7日 8月の毎週土曜日 |
チケット(税込) | 当日券 一般 当日 2,500円 大学生 当日 1,500円 高校生 当日 1,300円 中学生以下 無料 毎月第2水曜日「マジックアワーチケット」 1,800円 |
公式サイト
https://mimt.jp/ex/renoir-cezanne/
アクセス
三菱一号館美術館のルノワール展、混雑を避けるなら?
混雑回避の時期は?
美術展はたいてい会期の終わりがけが混みます。
ですので
会期の始まったばかりの5,6月が狙い目です!
また平日の午前や昼間は人が少ないです。
私自身6月下旬の平日に行き、かなり快適にみることができました。12時過ぎに入ったのですが、その時はチケットに並ぶこともありませんでした。
14時頃に帰る時には2.3組並んでいました。
人出が増える夏休みに入る前に行きたいですね。
混雑回避の曜日は?
土日祝はどの時間帯も込み合います。
平日が混雑を避けるには良いです。
ただし休館日は月曜日なので注意してください。多くの美術館、博物館は月曜休みです。
混雑回避の時間帯は?
今回の展示の開館時間は
開館時間
9:30 〜 18:00
です。
祝日を除く金曜日と第2水曜日
9月1日~9月7日
8月の毎週土曜日
には20:00までと遅くまでやっています。
こんな時間まで空いていると思っていない人も多いのでだいたい16時くらいから空いてくるでしょう。
展覧会を見た後に併設のカフェでディナーをするのもとても素敵ですね。
三菱一号館美術館のルノワール展の見どころは?
パリ・オランジュリー美術館監修のもと、ルノワールとセザンヌ、印象派とポスト印象派を代表する2人の巨匠に焦点を当てた世界巡回展。
約50点の名作が5章構成で並び、静物画・風景画・人物画を通して両者の作風や芸術観の違いをじっくりと堪能できます。
ルノワールの柔らかな色彩とセザンヌの構造的な筆致が対比してみることができます。
時代を超えて新たな視点が生まれます。
写真撮影可の作品も多く、余韻まで楽しめる展覧会です。
↓セザンヌの梨

↓ルノワールの梨

おなじ静物を描いてもずいぶん印象が違いますね。
展示室の最初に二人の絵を対比するように並んだ2枚があります。
花を描いたルノワール(右)と花瓶やそれが置かれた空間を花と一緒に描いたセザンヌ(左)

ルノワールの絵にはピンクのしるしが、セザンヌの絵には水色のしるしがあるのでどちらがどちらのものかを見分けやすい展示の工夫がされていますよ。
ロクシタンとのコラボ商品も上品でした。
南仏プロヴァンス生まれのロクシタンは展覧会の趣旨に合っていてよかったです。フレッシュな香りがするハーブ系のフレグランスとローズ系のフレグランスの2商品です。

ちなみにロクシタンのネイルオイルがとてもよくて私はお気に入りです、
爪が割れてしまったりトラブルに見舞われたときに回復を助けてくれました。
ルノワールの描いたバラからはロクシタンのローズのフレグランスの香りがしそうでした。
本当にいい展覧会です。


そして2025年の東京は印象派の展示が熱いです!
三菱一号館美術館「ルノワール×セザンヌ」展のあとは
今年の秋、
国立西洋美術館「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」展が開催されます。
ルノワール《ピアノの前の少女たち》がこの2つの展覧会で別バージョンで見ることができます。
あわせて鑑賞することで、画家の試行錯誤やテーマの深化がより深く味わえます。
マネ、ドガ、マネ、ピエール=オーギュスト・ルノワールなどの作品が一挙に東京に集まっています。
両方を見て印象派の世界に浸る贅沢な楽しみが目白押しです!
お得なチケット情報
印象派好きにたまらないこの二つの展覧会ですが、両方を楽しめる「印象派をめぐる旅チケット」も販売しています。4,200円と通常通り2つの展覧会でチケットを買うよりも600円分安くなってお得です。印象派芸術を満喫する夢のセット券です。
セット券は三菱一号館美術館のチケットカウンターで交換できます。三菱一号館美術館側をもぎって、国立西洋美術館側はまた使うので無くさないようにしなくてはいけません。
ルノワール展の紙のチケットはお願いすると別途もらえます

三菱一号館美術館のルノワール展でカフェ利用はできる?
三菱一号館美術館の魅力は何といってもその建物自体にもあります。丸の内の歴史的建築と美術が織りなす空間も魅力。明治期の英国建築家ジョサイア・コンドルと日本の職人たちが手がけた、クイーン・アン様式の建築美を楽しみながら美術鑑賞に加えカフェでもその美しさを楽しむことができます。

三菱一号館美術館併設の「Café 1894」では、展覧会にちなんだ南仏風ランチやスイーツメニューが限定で提供されています。
プロヴァンスの光を感じる「真鯛のポワレ」や、セザンヌの“りんご”にちなんだクラフティ、ルノワール《桃》着想の華やかなパリブレストなど、味覚でも名画の世界に浸れる特別メニューが魅力です。
いつも並んでいるので会期中は特に混雑が見込まれます。
並ぶ時間も見越してカフェやランチタイムにしましょう。

三菱一号館美術館のルノワール展混雑まとめ
三菱一号館美術館のルノワール展は時期や時間を選ぶことで混雑を避けられるでしょう。
ルノワールとセザンヌの対比という構成だけでなく随所にちりばめられた展示の工夫、オランジュリー美術館から貸し出された多くの作品により見ごたえたっぷりです。
こちらに行ったらぜひとも国立西洋美術館「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」展も行きたいですね。セットチケットでお得に楽しんでください。
ゆったりと素晴らしい鑑賞時間になるといいですね!