「烏は主を選ばない」のアニメ化により大盛り上がりの八咫烏シリーズがもとは小説が原作なのをご存知でしたか?
「烏は主を選ばない」は今一番盛り上がりを見せるファンタジー小説といってもいいでしょう。
十二国記、彩雲国物語、精霊の守り人といった和風ファンタジー好きにはたまらない作り込まれた世界観や魅力的なキャラクターたちが織り成す骨太の物語に魅了されます。
この記事では八咫烏シリーズの読む順番をまとめています。
八咫烏シリーズ
アニメ:烏は主を選ばない
2024年春アニメで放送された「烏は主を選ばない」は
原作:阿部智里さんの「八咫烏」シリーズ。
『烏に単は似合わない』
『烏は主を選ばない』
の内容がアニメの内容となっています。
それぞれの姫たちの姿、住居や、着物などの美しい表現が原作の通りに作画され、頭の中で思い浮かべていた優美な姿がアニメ化により動きを付け、声が入っているのは感動モノでしたね。
小説:八咫烏シリーズ
第一部が完結、
第二部で現在様々な謎が明らかになっていっています。
第一巻『烏に単は似合わない』
若宮・日嗣の御子である奈月彦の后選びがテーマです。
選ばれる后の候補として、四人の姫君が登場しますが、若宮はなかなか姿を現しません。やがて、宮中で凄惨な事件が起こります。この巻では、山内という不思議な社会の基本情報が紹介されます。
第二巻『烏は主を選ばない』
第一巻と対になる作品で、今回は男性の視点から描かれます。
主人公は北家の次男、雪哉です。若宮の側仕えとなった彼の視点から、若宮が后選びに出席しなかった理由や山内の不穏な現状が明らかになります。北家で馬鹿者扱いされていた雪哉が、実は優秀であることも分かります。最後には、雪哉が職を辞する決意をする場面が驚きを与えます。
第三巻『黄金の烏』
山内に危機が訪れます。
猿が八咫烏を襲う事件が発生し、雪哉は再び若宮と合流してその謎を追います。この巻では、地下街の頭領・鵄や、山内と外界を結ぶ門についての詳細が語られます。巻の最後で、雪哉は正式に若宮に仕えることを決意します。
第四巻『空棺の烏』
雪哉が山内衆の養成所である勁草院に入ってから卒業するまでが描かれます。
青春学園小説のような雰囲気で、茂丸、明留、千早、治真といった仲間たちが丁寧に描かれます。雪哉の巧妙な作戦や計略的な一面も明らかになります。一方、朝廷では若宮の即位が延期されるという出来事が起こります。
第五巻『玉依姫』
唐突に現れるようですが、1995年の現代日本が舞台です。
山内村で生贄に選ばれた高校生の志帆は、大猿に連れられ山の洞窟へ向かい、そこで山神の母親に任命されます。山神と猿と烏の関係や山内の誕生秘話が明かされます。若宮や第一巻の登場人物も再び現れます。
第六巻『弥栄の烏』
第一部の最終巻です。
『玉依姫』の出来事の裏で山内で何が起きていたのかが明かされます。猿たちとの対決の時が訪れ、雪哉が全軍の参謀役として活躍します。また、若宮と浜木綿の間に娘が誕生し、紫苑の宮と呼ばれます。
第七巻『楽園の烏』
第二部の始まりです。
猿たちとの対決、弥栄の戦いから20年がたった山内に外界から「ある人間」がやってきます。
その人間は山内の命運を握る大きな役割を持っています。
第八巻『追憶の烏』
『楽園の烏』に至る20年間になにがあったのか?
雪哉に何があったのか?明かされます。
猿との大戦が終わり、金烏・奈月彦が正式に即位します。山内の存続を図るため、大貴族四家の協力を求めつつ、娘の紫苑の宮を次の跡継ぎとする計画を進めます。下界への留学を控える雪哉は、美しい夜桜の下で紫苑の宮と別れを惜しみます。滅びゆく山内の新しい時代が始まろうとしていました。
そんな中、外界で忙しい日々を送る雪哉に、信じがたい一報が届きます。
第九巻『烏の緑羽』
八咫烏シリーズネタバレ有読む順番!
八咫烏シリーズ読む順番
読む順番は刊行順とされています。
タイトルはそれぞれ違うが、八咫烏シリーズと銘打たれているので
その1から読めば間違いないです。
第1部
『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』(同時軸)
↓(2か月後)
『黄金の烏』
↓(半年後)
『空棺の烏』
↓(3年後)
『玉依姫』『弥栄の烏』(同時軸)
↓(20年後)
第2部
『楽園の烏』
『追憶の烏』
『望月の烏』(2024年2月発売の最新刊)
外伝
『烏百花 蛍の章』
(1部内のこぼれ話や恋模様、2部前に読むことをお勧めされている)
『烏百花 白百合の章』
八咫烏シリーズ読む順
八咫烏シリーズはとても面白いので何度も読み返したくなります!
また読み返すごとに新しい発見や伏線が貼られていたことに気づきます。
まずは時系列順に読んで、そして読み返して、
山内の世界にどっぷり浸かってくださいね。
およみくださりありがとうございました!